もう一つ、最近嬉しかった話を書きます。
長田産業は兵庫県宍粟市にあり、会社と地域の距離がとても近いことを感じます。そういった背景もあり、社員の父母とも知り合いになることがあります。
先日、会社の外で掃除をしていると、ある社員のお父様が通りがかり、声をかけてくださいました。
「あなたのブログを読んでいます。前々回に、テッド・チャンの『あなたの人生の物語』について書かれていましたね。私がこれまで生きてきた中で、この本を読んだことがある人は、あなたで二人目です」
内容について議論をしたわけではありません。本の感想を語り合ったわけでもありません。
「あなたが読んだことのある本を、私も読んだことがある」
ただ、それだけです。
でも、不思議と嬉しい気持ちを感じました。
承認欲求が満たされたからだ、と説明することもできるのかもしれません。しかし、自分では少し違うような気がしています。
嬉しかったのは、その方が私に関わろうとしてくださったことでした。
ブログを読んでくださり、その中から共通点を見つけて、わざわざ声をかけてくださった。そのことが嬉しかったのだと思います。
自分の文章を読み返してみると、以前に「閉じるよりも開かれる方へ進みたい」と書いていました。
今回の出来事があったからそう思ったのではなく、もともとそう書いていたことを思い出しました。
だから、この出来事が嬉しかった理由も、ここにあるように思っています。