1月度の工場トラブルから、早いもので3か月が経過しました。
製造部・品質保証部を中心に対応を進めた結果、生産は概ね回復し、現在は通常水準に近い状態まで戻っています。
この間、ご協力いただいた皆さまに、改めて御礼申し上げます。
今回の一連のトラブルでは、複数の要因が重なり、想定していた前提では捉えきれない事象が発生しました。
現在は、現場で得られたデータと実態をもとに、仮説の再構築と検証を進めています。
この三か月の間に、「私の人生の物語」(テッド・チャン)を読みました。
普段はあまり小説を読むタイプではないのですが、決定論と自由意志をテーマにした作品で、「未来が分かっていたとしても、人は同じ選択をするのか」という問いが描かれています。
今回のトラブル対応を通じて感じているのは、将来を完全に見通すことはできなくても、
どの前提で判断し、どの選択を取るかは、常に自分たちの責任であるということです。
検証を進める中で、これまで前提としていた考え方そのものを見直す必要があると判断しています。
長田産業は、現在ひとつの転換点にあります。
今後は「元に戻す」ことを目的とするのではなく、再発防止と安定操業を前提とした、より強固な運転・管理体制の構築に取り組みます。
現場では引き続き負荷のかかる状況が続いていますが、部門を越えて情報共有と検証を重ねながら、着実に改善を進めています。
この三か月で得られた知見をもとに、運転・設備の両面から整理を進め、次の三か月で再現性のある仕組みへと具体化していきます。
引き続き、全社一丸となって取り組んでまいります。