皆さま、はじめまして。 長田産業㈱ 代表取締役 田中万里と申します。 この度、私は「代表の言葉 ―Letters―」という題名で、文章の発信をはじめました。
理由は単純かつ打算的で、
① 自分の考えを成文化し整理する
② 自分の考えを社員に共有できる場を作る
③ （あわよくば）宍粟市で事業を続ける私たちの考え方に賛同し、共に働くことを志す方と繋がる
です。 更に、これらの目的は、「良い会社を作る」であり、「共に働く社員が幸せになる」ことにつながっていきます。
そもそも、会社の目的とは何なのでしょうか。利益でしょうか。 ステークホルダーの利益の最大化などが教科書的な答えではありますが、個人的にはあまりしっくりきません。現在、会社で長田産業の企業理念検討会を開催し、皆の考えていることや大切にしていることを整理し、纏めることを当面の目標にしています。これらのプロセスや結果も然るべきタイミングで文章化できればと思います。少なくとも、長田産業の目的は利益ではなく、利益は目的を達成するための指標であり方法であることと現状では認識しています（利益は企業運営に於いて非常に大切な要素の一つであり、会社が維持するための必要不可欠な物でもあります）。
つらつらと会社の目的について現在進行中で整理を進めていることを記載しました。 ここからは、私が大切にすること、そして会社で大切にして欲しいことを記載します。
私が大切にしたい考え方は、「団結・利他・自分事」です。社員にも繰り返し伝えています。 私たちは、分断の時代を生きていると感じています。ネット上には人を揶揄する記事や行き過ぎた批判など、「悪魔の笑い」が存在します。その逆は「天使の笑い」です。何人か集まって、そこにさしたる理由もないのに笑い声が生まれてくるような、そういう笑い声が「天使の笑い」だと鍵山秀三郎先生の著書には記載があります。
人の過去の失敗と未成熟な面を笑い物にする社会や組織を、私は望みません。 それよりも、お互いの良さを認め高め合う組織を私は望みます。
一つの目標に対して、一体となって進んでいく。 分業していながら、団結している。お互いがお互いの強みを活かし、弱みを補っていく。 厳しいけど、優しい。 そんな組織を作っていきたいと考えています。 その根底にある考え方を「団結・利他・自分事」としています。
いざ実践してみると、なかなか難しくできていないと反省する毎日ですが、この考え方を意識しながら事業を進めていこうと思います。
今回は私の思いを述べました。 次からは、私の経歴や会社の歴史などについて記載していきたいと思います。