私は社員に、働くうえで大切にしてほしいこととして、「利他・団結・自分事」を繰り返し伝えています。
なぜそこにこだわるのか。
それは、人や組織は、意識しなければ少しずつ内に閉じていくと感じているからです。
関わらない。
信頼しない。
動かない。
「自分の部署だけ良ければいい」
「あの部署が動かないから結果が出ない」
こうした考え方は、放っておけば自然と出てきます。
一つの集団として仕事をしていれば、それは極めて自然なことのように思います。
でも、その状態では、組織はだんだん苦しくなっていくように感じています。
最近、J・P・サルトルの『実存主義とは何か』を読んでいます(正直かなり難しいです……)。
その中に、
「人間は一連の企図以外の何物でもない」
という言葉があります。
難しい言葉ですが、私はこれを、「人は何を考え、どう行動したかで形づくられていく」という意味として受け取りました。
会社なので、利益や成果は当然大切です。
そもそも利益や成果が出なければ、組織を維持できません。
一方で、自分がどう行動したか、自分なりに胸を張れるかは、また別の話だと思っています。
私は、閉じていくよりも、少しでも外へ開かれていく方が、人も組織も幸せに近づけるのではないかと感じています。
「利他・団結・自分事」は、外に対して開かれることを求める言葉です。
長田産業の目的は、「私たちの人生を愛し、幸せになること」です。
少し照れくさい言葉ですが、私は案外、本気でそう思っています。
だから私は、「利他・団結・自分事」を大切にしています。